CommandText

(PWS4 IIS4 IIS5)
CommandText — プロバイダに対して発行するコマンド文字列を示します。

設定値と戻り値

SQL ステートメント、テーブル名、相対 URL、またはストアド プロシージャの呼び出しなど、プロバイダのコマンドを含む文字列型 (String) の値を設定します。また、値の取得も可能です。既定値は “” (長さ 0 の文字列) です。

説明

Command オブジェクトで表されるコマンド テキストを設定または取得するには、CommandText プロパティを使用します。通常は SQL ステートメントを使いますが、ストアドプロシージャの呼び出しなど、プロバイダが認識する、ほかの種類のコマンドステートメントでもかまいません。SQL ステートメントは、特定の文法またはプロバイダのクエリプロセッサがサポートするバージョンである必要があります。

Command オブジェクトの Prepared プロパティに True が設定されていて、CommandText プロパティの設定時に開いている接続に Command オブジェクトがバインドされている場合、Execute メソッドまたは Open メソッドを呼び出すと、クエリ (つまり、プロバイダが保存するコンパイルされたクエリ) が準備されます。

CommandType プロパティの設定値によっては、CommandText プロパティが変更される場合があります。CommandText プロパティはいつでも読み出すことができ、ADO がコマンド実行中に使う実際のコマンド テキストの参照も可能です。

ファイルやディレクトリなどのリソースを指定する相対 URL を設定したり値を取得するには、CommandText プロパティを使います。リソースは、絶対 URL で明示的に指定された位置や、開かれた Connection オブジェクトで暗黙的に指定された位置に対して相対的です。

注意 http スキーマを使用している URL は、Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing を自動的に呼び出します。

Requery も参照ください。