(PWS4 IIS4 IIS5)
GetChunk — 大きなサイズのテキストまたはバイナリ型の Field オブジェクトの、全部または一部の内容を返します。
構文
field.GetChunk( Size )
パラメータ
Size | 取得するバイト数または文字数を表す長整数型 (Long) の式を指定します。 |
---|
戻り値
バリアント型 (Variant) の値を返します。
説明
ield オブジェクトで GetChunk メソッドを使用すると、長バイナリまたは文字データの全体または一部を取得できます。システム メモリに制限がある場合、GetChunk メソッドを使用すると、長い値を短いセグメントに分けて操作できます。
GetChunk メソッドから返されたデータは variable に代入されます。Size が残りのデータより大きい場合は、空白で variable のサイズの残りを埋めずに残りのデータのみが返されます。フィールドが空の場合は、Null 値が返されます。
GetChunk メソッドを連続して使うと、直前の GetChunk の呼び出しで取得されたデータの直後からデータが取得されます。ただし、あるフィールドからデータを取得しているときに、カレントレコードの別のフィールド値の設定または読み取りを行うと、最初のフィールドからのデータ取得は終了したと見なされます。そのため、もう一度最初のフィールドで GetChunk メソッドを呼び出すと、新規の GetChunk 操作と解釈され、データの始めから読み取りが開始されます。最初の Recordset オブジェクトのクローンを除く別の Recordset オブジェクトのフィールドにアクセスした場合は、GetChunk メソッドの操作は中断されません。
Field オブジェクトの Attributes プロパティで adFldLong ビットが “True” に設定されている場合、そのフィールドに GetChunk メソッドを使用することができます。
Field オブジェクトで GetChunk メソッドを使用する際にカレント レコードが存在しない場合、エラー 3021 (カレント レコードはありません) が発生します。
注意 GetChunk メソッドでは、Record オブジェクトの Field オブジェクトを操作することはできません。操作は何も実行されず、実行時エラーが発生します。