Value

(PWS4 IIS4 IIS5)
Value — Property オブジェクトに割り当てられた値を示します。

構文

object.Value

パラメータ

object Property オブジェクトを指定します。

設定値と戻り値

オブジェクトの値を表すバリアント型 (Variant) の値を設定します。また、値の取得も可能です。既定値は、Type プロパティの設定によって異なります。

説明

Property オブジェクトでプロパティを設定または取得するときは、Value プロパティを使います。Value プロパティは、状況に応じて読み取り/書き込み可能になったり、読み取り専用になります。詳細については、関連するオブジェクトのトピックを参照してください。

ADO では、Value プロパティを使って長バイナリ型 (Long Binary) データを設定したり、返すことができます。

注意 Parameter オブジェクトの場合、ADO は、プロバイダから一度だけ Value プロパティを読み取ります。コマンドに Value プロパティが空の Parameter があり、そのコマンドから Recordset を作成する場合は、Value プロパティを取得する前に必ず Recordset を閉じてください。そうしないと、プロバイダによっては Value プロパティが空になり、正しい値が設定されないことがあります。


Type

(PWS4 IIS4 IIS5)
Type — Property オブジェクトの操作の種類またはデータ型を示します。

構文

object.Type

パラメータ

object Property オブジェクトを指定します。

設定値と戻り値

DataTypeEnum 値を設定します。また、値の取得も可能です。

説明

読み取り専用になります。


Name

(PWS4 IIS4 IIS5)
Name — Property オブジェクトの Name プロパティは、Property オブジェクトによって定義されているカスタム プロパティの一意なユーザー割り当ての名前を格納します。

構文

object.Name

パラメータ

object Property オブジェクトを指定します。

戻り値

String


Attributes

(PWS4 IIS4 IIS5)
Attributes — オブジェクトの 1 つ以上の特性を示します。

構文

object.Attributes = value

パラメータ

object Property オブジェクトを指定します。
value オブジェクトの属性

以下の値が value パラメータ文字列として認識されます

定数 内容
adPropNotSupported 0 プロパティをサポートしていない
adPropRequied 1 データソース初期化に指定要
adPropOptional 2 データソース初期化可能
adPropRead 512 プロパティ読取可能
adPropWrite 1024 プロパティ設定可能

設定値と戻り値

長整数型 (Long) の値を設定します。また、値の取得も可能です。

Property オブジェクトの場合、Attributes プロパティは読み取り専用で、その値は、1 つ以上の PropertyAttributesEnum 値の和になります。

説明

Property オブジェクトの場合、Attributes プロパティは読み取り/書き込み可能で、その値は 1 つ以上の ParameterAttributesEnum 値の和になります。既定値は adParamSigned です。

複数の属性を設定する場合、該当する定数の和を設定することができます。同時に設定できない定数の和をプロパティ値に設定すると、エラーが発生します。