(PWS4 IIS4 IIS5)
RecordCount — Recordset オブジェクト内のレコード数を示します。
構文
object.RecordCount
パラメータ
- object
- Recordset オブジェクを指定します。
設定値と戻り値
Recordset のレコード数を示す長整数型 (Long) の値を返します。
説明
Recordset オブジェクトに存在するレコード数を調べるには、RecordCount プロパティを使います。ADO では、レコード数がわからない場合や、プロバイダやカーソルのタイプが RecordCount をサポートしていない場合、プロパティは -1 を返します。閉じている Recordset 上で RecordCount プロパティを取得すると、エラーが発生します。
Recordset オブジェクトがおよその位置付けまたはブックマークをサポートしている場合、つまり、Supports (adApproxPosition) または Supports (adBookmark) がそれぞれ True を返す場合、この RecordCount の値は、Recordset オブジェクトの値が完全に指定済みかどうかに関係なく、Recordset にあるレコードの正確な数を示します。Recordset オブジェクトがおよその位置付けをサポートしていない場合、すべてのレコードを取得して数えなければ正確な RecordCount 値がわからないので、リソースを大量に消費する可能性があります。
レコード数を算定できるかどうかには、Recordset オブジェクトのカーソルの種類が関係します。RecordCount プロパティは、前方スクロール タイプのカーソルの場合は -1 を返し、静的カーソルまたはキーセット カーソルの場合は実際の数を返し、動的カーソルの場合はデータ ソースに応じて -1 または実際の数を返します。