CacheControl

(PWS4 IIS4 IIS5)
CacheControl — プロキシ サーバーが ASP の出力をキャッシュできるかどうかを示します。

Response.CacheControl[= Cache Control Header]
Cache Control Header:Public または Private のいずれかの値をとるキャッシュ制御ヘッダーです。

説明
Private プライベート キャッシュだけがこのページをキャッシュすることができます。これは既定値です。プロキシ サーバーがこの設定でページをキャッシュすることはほとんどありません。
Public プロキシ サーバーなどのパブリック キャッシュは、この設定のときにページをキャッシュします。

説明

CacheControl プロパティは、既定値の Private を上書きします。このプロパティを Public に設定すると、プロキシ サーバーは ASP が生成した出力をキャッシュすることができます。

CacheControl を Public に設定すると、.asp ファイルのパフォーマンスが向上することがあります。.asp ファイルが要求ごとにカスタム HTML を生成する場合は、CacheControl を Public に設定しても、パフォーマンスは変化しません。Private および Public は文字列の値であるため、引用符 (” “) で囲む必要があります。


Buffer

(PWS4 IIS4 IIS5)
Buffer — ページ出力をバッファに格納するかどうかを示します。

Response.Buffer[= flag]
flag:ページ出力をバッファに格納するかどうかを指定します。次のいずれかの値を指定できます。

説明
FALSE バッファに格納しません。サーバーは出力を処理と同時にクライアントに送信します。IIS Version 4.0 以前では、これが既定値です。IIS Version 5.0 以降では、既定値は TRUE です。
TRUE サーバーは、現在のページの ASP スクリプトの処理がすべて完了するまで、あるいは Flush メソッドまたは End メソッドが呼び出されるまで、クライアントに出力を送信しません。

説明

Buffer プロパティは、ページ出力をバッファに格納するかどうかを示します。ページ出力がバッファに格納されると、サーバーは現在のページのサーバースクリプトの処理がすべて完了するまで、あるいは Flush メソッドまたは End メソッドが呼び出されるまで、クライアントに応答を送信しません。
Buffer プロパティは、サーバーがクライアントに出力を送信した後で設定することはできません。このため、Response.Buffer の呼び出しは、.asp ファイルの先頭行に記述してください。

現在の .asp ファイルのバッファ処理が TRUE に設定されている場合、Flush メソッドを呼び出さなければ、サーバーはクライアントからのキープアライブ要求を優先します。これにより、サーバーはクライアント要求ごとに新しい接続を作成する必要がなくなるため、動作が速くなります。
ただし、バッファ処理を行うと、サーバーが現在のページのスクリプト処理をすべて完了するまで、クライアントに応答が表示されなくなります。このため、長いスクリプトでは処理の遅れが目立つことがあります。
メタベース内の ASPBufferingOn プロパティを使用すると、スクリプトのバッファ処理の既定値を設定できます。メタベースの使い方の詳細については、「IIS Admin オブジェクトを使用する」を参照してください。

Flush、End も参照ください。


Cookies

(PWS4 IIS4 IIS5)
Cookies — このコレクションを使用して cookie の値を設定できます。

Response.Cookies( cookie )[( key )|.attribute] = value
cookie:cookie の名前です。
Key:省略可能なパラメータです。key を指定した場合、cookie は辞書とみなされ、key には value が設定されます。
attribute:cookie に関する情報を指定します。次のいずれかを属性パラメータに指定できます。

* Domain
* Expires
* HasKeys
* Path
* Secure

Value:key または attribute に割り当てる値を指定します。

説明

Cookies コレクションは cookie の値を設定します。指定された cookie が存在しない場合は、新しい cookie が作成されます。cookie が存在する場合は、新しい値を受け取り、古い値を破棄します。

例1.Cookiesの例

次のスクリプトのように、キーを付けて cookie を作成したとします。

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<%
  Response.Cookies("mycookie")("type1") = "sugar"
  Response.Cookies("mycookie")("type2") = "ginger snap"
%>

すると、次のヘッダーが送信されます。

Set-Cookie:MYCOOKIE=TYPE1=sugar&TYPE2=ginger+snap

この後、キーを指定せずに myCookie への割り当てを行うと、type1 および type2 は破棄されます。この例を次に示します。

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<% Response.Cookies("myCookie") = "chocolate chip" %>

この例で、type1 と type2 のキーおよびその値は破棄され、myCookie という cookie の値は chocolate chip になります。
逆に、キーを付けて cookie を呼び出すと、cookie に含まれているキー以外の値が破棄されます。たとえば、上のコードの後で次のように Response.Cookies を呼び出します。

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<% Response.Cookies("myCookie")("newType") = "peanut butter" %>

すると、値 chocolate chip は破棄され、newType に peanut butter が設定されます。
cookie がキーを持っているかどうかを調べるには、次の構文を使います。

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<%= Response.Cookies("myCookie").HasKeys %>

myCookie が cookie 辞書であれば前の値は TRUE に評価され、そうでなければ FALSE に評価されます。
ループを使用すると cookie の属性を設定できます。たとえば、すべての cookie の有効期限が特定の日付に切れるように設定するには、次の構文を使います。

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<%
  For Each cookie in Response.Cookies
    Response.Cookies("cookie").Expires = #July 4, 1997#
  Next
%>

また、ループを使って、コレクション内のすべての cookie の値や、cookie 内のすべてのキーを設定することもできます。ただし、キーを持っていない cookie に対してはループが実行されません。これを防ぐには、.HasKeys の構文を使用して cookie がキーを持っているかどうかを先にチェックしておきます。以上の例を次に示します。

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<%
  If Not Response.Cookies("cookie").HasKeys Then
    'Set the value of the cookie.
    Response.Cookies("cookie") = ""
  Else
    'Set the value for each key in the cookie collection.
    For Each key in Response.Cookies("cookie")
      Response.Cookies("cookie")(key) = ""
    Next
  End If
%>

Cookiesコネクション,HasKeys も参照ください。


Responseオブジェクト

Response オブジェクトは、クライアントに出力を送信します。

* Cookies
* Buffer
* CacheControl
* Charset
* ContentTyep
* Domain
* Expires
* ExpiresAbsolute
* HasKeys
* IsClientConnected
* Path
* PICS
* Secure
* Status
* AddHeader
* AppendToLog
* BinaryWrite
* Clear
* End
* Flush
* Redirect
* Write


BinaryRead

(PWS4 IIS4 IIS5)
BinaryRead — POST 要求の一部としてクライアントからサーバーに送信されたデータを取得します。

variant = Request.BinaryRead( count )
variant:このメソッドが返す符合なしバイトの配列を含みます。このパラメータの型は、VT_ARRAY | VT_UI1 になります。これは、符号なし 1 バイト文字の可変配列です。
count:メソッドを実行する前に、クライアントから読み取るバイト数を指定します。メソッドを実行した後の count には、クライアントから正常に読み取ったバイト数が設定されます。実際にクライアントから読み取られるバイト数の合計は、 Request.TotalBytes と等しいか、またはこれより少なくなります。

説明

BinaryRead メソッドは、POST 要求の一部としてクライアントからサーバーに送信されたデータを取得します。このメソッドは、クライアントからデータを取得し、取得したデータをセーフ配列に格納します。セーフ配列は、次元の数と各次元の上限および下限に関する情報を含む配列です。

BinaryRead メソッドは、POST 要求の一部としてクライアントから送信された生のデータを読み取るときに使用します。BinaryRead メソッドは、データへの下位レベルのアクセスを行うときに使用するメソッドであり、Request.Form コレクションを使用して POST 要求で送信されたフォーム データを表示する場合などとは使用目的が異なります。BinaryRead を呼び出した後で Request.Form コレクション内のいずれかの変数を参照すると、エラーが発生します。同様に、Request.Form コレクション内の変数を参照した後で BinaryWrite を呼び出すと、エラーが発生します。このため、変数がどのサブコレクションに属しているかを指定せずに Request コレクション内の変数にアクセスする場合は注意が必要です。Request.Form コレクションが検索の対象になると、エラーが発生するからです。

例1.BinaryReadの例

次の例は、BinaryRead メソッドを使用して、要求の内容をセーフ配列に格納します。

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<%
  Dim vntPostedData, lngCount

  lngCount = Request.TotalBytes
  vntPostedData = Request.BinaryRead(lngCount)
%>

TotalBytes、ClientCertificate、Cookies、Form、QueryString、ServerVariables も参照ください。


HasKeys

(PWS4 IIS4 IIS5)
HasKeys — 読み取り専用です。cookie にキーが含まれているかどうかを指定します。

Request.Cookies( cookie )[( key )|.HasKeys]
cookie:値を取得する cookie を指定します。
Key:cookie 辞書からサブキーの値を取得するために使用する省略可能なパラメータです。
説明

cookie が cookie 辞書であるかどうか (cookie がキーを持っているかどうか) を調べます。

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<%= Request.Cookies("myCookie").HasKeys %>

myCookie が cookie 辞書であれば、上のスクリプトの値は TRUE に評価され、そうでなければ FALSE に評価されます。

Cookiesコネクション も参照ください。


TotalBytes

(PWS4 IIS4 IIS5)
TotalBytes — 読み取り専用です。クライアントが要求本体の中で送信した合計バイト数を指定します。

Counter = Request.TotalBytes
Counter:クライアントが要求の中で送信する合計バイト数を取得するための変数を指定します。
説明

TotalBytes プロパティは、クライアントが要求本体の中で送信した合計バイト数を指定します。このプロパティは、読み取り専用です。

例1.TotalBytesの例

次のスクリプトは、要求オブジェクトに含まれる合計バイト数を変数に設定します。

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<%
  Dim bytecount
  bytecount = Request.TotalBytes
%>

BinaryRead も参照ください。


Count

(PWS4 IIS4 IIS5)
Count — コレクション要素の数を返す

Request.Contents.Count

説明

コレクション中の要素を返します。Countプロパティは数を表示しますが、Keyプロパティではコレクションの要素名を確認することができます。 ASP3.0(IIS5.0)では、RemoveメソッドやRemoveAllメソッドを実行することで、追加した変数を削除することもできます。

例1.Countの例

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<%
    'アプリケーション変数をセットします。
    For i = 0 to 3
      Application("item" & i ) = "あいうえお"
    Next

    'コレクション要素の数を表示します。
    Response.Write Application.Contents.Count
%>

Remove,RemoveAllも参照ください。


ServerVariables

(PWS4 IIS4 IIS5)
ServerVariables — HTTP クエリ文字列内の変数の値を取得します。

Request.ServerVariables( server environment variable )
server environment variable:取得するサーバー環境変数の名前を指定します。次のいずれかの値を指定できます。

変数 説明
ALL_HTTP クライアントから送信されたすべての HTTP ヘッダーです。
ALL_RAW すべてのヘッダーを元の形式のままで取得します。ALL_RAW と ALL_HTTP との違いは、ALL_HTTP ではヘッダー名の前にプリフィックス “HTTP_” が付き、ヘッダー名が常に大文字に変換される点にあります。ALL_RAW では、ヘッダー名と値がクライアントから送信されたままの形で渡されます。
APPL_MD_PATH ISAPI DLL 用のアプリケーションのメタベース パスを取得します。
APPL_PHYSICAL_PATH メタベース パスに対応する物理パスを取得します。IIS は、この値を返すときに、APPL_MD_PATH を物理 (ディレクトリ) パスに変換します。
AUTH_PASSWORD クライアントの認証ダイアログに入力された値です。この変数は、基本認証が使用されている場合にのみ利用できます。
AUTH_TYPE 保護されたスクリプトにユーザーがアクセスしようとしたときに、サーバーがそのユーザーを確認するために使用する認証方法です。
AUTH_USER 元の形式のままの認証ユーザー名です。
CERT_COOKIE クライアント証明書の一意の ID が文字列として返されます。クライアント証明書全体の署名として使用できます。
CERT_FLAGS クライアント証明書が存在する場合は、bit0 は 1 に設定されます。
クライアント証明書の証明機関が無効な場合 (該当する証明機関がサーバー上の既知の CA の一覧に存在しない場合) は、bit1 は 1 に設定されます。
CERT_ISSUER クライアント証明書の Issuer フィールドです (O=MS、OU=IAS、CN=ユーザー名、C=USA)。
CERT_KEYSIZE SSL 接続キー サイズのビット数 (128 など) です。
CERT_SECRETKEYSIZE サーバー証明書秘密キーのビット数 (1024 など) です。
CERT_SERIALNUMBER クライアント証明書のシリアル番号フィールドです。
CERT_SERVER_ISSUER サーバー証明書の Issuer フィールドです。
CERT_SERVER_SUBJECT サーバー証明書の Subject フィールドです。
CERT_SUBJECT クライアント証明書の Subject フィールドです。
CONTENT_LENGTH クライアントから提供されるコンテンツの長さです。
CONTENT_TYPE コンテンツのデータ型です。HTTP クエリの GET、POST、PUT など、情報が既に添付されているクエリで使用されます。
GATEWAY_INTERFACE サーバーで使用する CGI 仕様のリビジョン番号です。”CGI/revision” という形式で示されます。
HTTP_<HeaderName> HeaderName に格納されている値です。この表に列挙されているもの以外の任意のヘッダーには、ServerVariables コレクションがその値を取得できるように、必ずその前にプリフィックス “HTTP_” を付ける必要があります。

注 サーバーは、HeaderName 内にあるアンダスコア文字 (_) のうち、実際のヘッダー部分にあるものをダッシュ記号 (-) として解釈します。たとえば、HTTP_MY_HEADER と指定した場合、サーバーは MY-HEADER として送られたヘッダーを探します。

HTTP_ACCEPT Accept ヘッダーの値を返します。
HTTP_ACCEPT_LANGUAGE コンテンツの表示に使用する言語を説明する文字列を返します。
HTTP_USER_AGENT 要求を送信したブラウザを説明する文字列を返します。
HTTP_COOKIE 要求に含まれている cookie 文字列を返します。
HTTP_REFERER リダイレクトが発生したときに、元の要求の URL を含む文字列を返します。
HTTPS 保護されたチャンネル (SSL) を経由して要求を受け取った場合は ON を返します。保護されていないチャンネルに対する要求の場合は OFF を返します。
HTTPS_KEYSIZE SSL 接続キー サイズのビット数 (128 など) です。
HTTPS_SECRETKEYSIZE サーバー証明書秘密キーのビット数 (1024 など) です。
HTTPS_SERVER_ISSUER サーバー証明書の Issuer フィールドです。
HTTPS_SERVER_SUBJECT サーバー証明書の Subject フィールドです。
INSTANCE_ID IIS インスタンスの ID を文字形式で表したものです。インスタンス ID が 1 の場合、1 が文字列として表示されます。この変数を使用すると、要求が属する (メタベース内の) Web サーバー インスタンスの ID を取得できます。
INSTANCE_META_PATH 要求に応答する IIS のインスタンスのメタベース パスです。
LOCAL_ADDR 要求を受け取ったサーバー アドレスを返します。これは、コンピュータに複数の IP アドレスがバインドされている可能性のあるマルチホーム コンピュータで、要求が使用したアドレスを特定する場合に重要な情報です。
LOGON_USER ユーザーがログインした Windows アカウントです。
PATH_INFO クライアントから提供される補足パス情報です。このサーバー変数 PATH_INFO と仮想パスを使用してスクリプトにアクセスできます。この情報が URL からのものである場合は、サーバーによってデコードされてから CGI スクリプトに渡されます。
PATH_TRANSLATED PATH_INFO が変換されたものです。パスをたどって必要な仮想パスと物理パスの間のマッピングを実行します。
QUERY_STRING HTTP 要求内の疑問符 (?) の後の文字列に格納されているクエリ情報です。
REMOTE_ADDR 要求を出したリモート ホストの IP アドレスです。
REMOTE_HOST 要求を出したホストの名前です。サーバーがこの情報を持っていない場合、サーバーは REMOTE_ADDR を設定してこの変数を空のままにします。
REMOTE_USER ユーザーから送信された、マップされていないユーザー名文字列です。これは、サーバーにインストールされている認証フィルタによって変更された名前ではなく、ユーザーから実際に送信された名前です。
REQUEST_METHOD 要求を出すために使用されたメソッドです。HTTP では GET、HEAD、POST などのメソッドがあります。
SCRIPT_NAME 実行されたスクリプトへの仮想パスです。このパスは自己参照 URL の場合に使用されます。
SERVER_NAME 自己参照 URL 内に出現する、サーバーのホスト名、DNS エイリアス、または IP アドレスです。
SERVER_PORT 要求が送られたポート番号です。
SERVER_PORT_SECURE 0 または 1 が格納される文字列です。保護されたポート上で要求が処理された場合は 1、そうでない場合は 0 になります。
SERVER_PROTOCOL 要求情報プロトコルの名前とリビジョン番号です。”protocol/revision” という形式で示されます。
SERVER_SOFTWARE 要求に応答してゲートウェイを実行するサーバー ソフトウェアの名前とバージョンです。”name/version” という形式で示されます。
URL URL のベース部分を示します。

説明

ServerVariables コレクションは、定義済み環境変数の値を取得します

ループを使用して個々のサーバー変数名を解析できます。たとえば、次のスクリプトはすべてのサーバー変数名を表形式で出力します。

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<table BORDER="1">
<tr><td><b>Server Variable</b></td><td><b>Value</b></td></tr>
<% For Each strKey In Request.ServerVariables %>
<tr><td> <%= strKey %> </td><td>  <%= Request.ServerVariables(strKey) %> </td></tr>
<% Next %>
</table>

ClientCertificate、Cookies、Form、QueryString も参照ください。


QueryString

(PWS4 IIS4 IIS5)
QueryString — HTTP クエリ文字列内の変数の値を取得します。

Request.QueryString( variable )[( index )|.Count]
variable:HTTP クエリ文字列内にある、取得する変数の名前を指定します。
index:variable の複数の値のうちの 1 つを取得できるようにするための省略可能なパラメータです。1 ~ Request.QueryString( variable ).Count までの整数値を指定できます。

説明

QueryString コレクションは、ServerVariables コレクション内の変数 QUERY_STRING が解析されたものであり、QUERY_STRING の各変数を名前で参照することができます。Request.QueryString( parameter ) の値は、QUERY_STRING に出現するすべての parameter の値の配列になります。パラメータの値の数は、Request.QueryString( parameter ).Count を呼び出して調べることができます。変数に関連付けられているデータ セットが複数でない場合は、個数は 1 になります。変数が見つからない場合には、個数は 0 になります。
複数のデータ セットのうちの 1 つにある QueryString 変数を参照するには、index の値を指定します。パラメータ index には 1 ~ Request.QueryString( variable ).Count までの値を指定できます。index の値を指定せずに複数の QueryString 変数の 1 つを参照した場合、データはカンマで区切られた文字列として返されます。
Request.QueryString でパラメータを使用すると、サーバーはその要求に送られたパラメータを解析して、指定されたデータを返します。未解析の QueryString データがアプリケーションで必要な場合は、パラメータを指定せずに Request.QueryString を呼び出すことで取得できます。
ループを使用することで、クエリ文字列内のすべてのデータ値を解析できます。たとえば、次のような要求が送られたとします。

http://localhost/script/directory/NAMES.ASP?Q=Fred&Q=Sally

そして、Names.asp に次のスクリプトが記述されているとします。

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<%
  For Each item In Request.QueryString("Q")
    Response.Write (item) & "<br />"
  Next
%>

すると、Names.asp には次のように表示されます。

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Fred
Sally

上のスクリプトは、次のように Count を使用して記述することも可能です。

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<%
  For i = 1 To Request.QueryString("Q").Count
    Response.Write Request.QueryString("Q")(i) & "<br />"
  Next
%>

Formコレクション も参照ください。