Close

(PWS4 IIS4 IIS5)
Close — 開いているオブジェクトおよびそれに従属するすべてのオブジェクトを閉じます。

object.Close

説明

Close メソッドを使って、Connection オブジェクト、Record オブジェクト、Recordset オブジェクト、または Stream オブジェクトを閉じ、関連するすべてのシステムリソースを解放します。オブジェクトを閉じてもメモリからは削除されず、プロパティ設定を変更してもう一度開くことができます。メモリからオブジェクトを完全に削除するには、オブジェクトを閉じて、オブジェクト変数を Nothing (Visual Basic の場合) に設定します。

Close メソッドを使って Connection オブジェクトを閉じると、その接続に関連するアクティブな Recordset オブジェクトもすべて閉じます。Connection オブジェクトに関連する Command オブジェクトはそのまま維持されますが、その ActiveConnection プロパティが Nothing に設定されると、Connection オブジェクトとの関連はなくなります。また、Command オブジェクトの Parameters コレクション内のプロバイダに定義されたパラメータはすべてクリアされます。

もう一度 Open メソッドを呼び出すと、同じまたは異なるデータ ソースへの接続が再度確立されます。Connection オブジェクトが閉じているときに、データ ソースへの接続を必要とするメソッドを呼び出すと、エラーが発生します。

接続上で Recordset オブジェクトを開いたまま Connection オブジェクトを閉じると、すべての Recordset オブジェクトの保留中の変更がすべてロール バックされます。トランザクションの処理中に Close メソッドを呼び出して明示的に Connection オブジェクトを閉じると、エラーが発生します。トランザクションの処理中に Connection オブジェクトが参照できない状態になると、ADO によりトランザクションが自動的にロール バックされます。