ConnectionString

(PWS4 IIS4 IIS5)
ConnectionString — データ ソースとの接続に必要な情報を示します。

設定値と戻り値

文字列型 (String) の値を設定します。また、値の取得も可能です。

説明

ConnectionString プロパティを使って、セミコロンで区切られた一連の argument = value ステートメントを含む詳細な接続文字列を渡してデータ ソースを指定します。

ADO は ConnectionString プロパティで 5 種類の引数をサポートしています。その他の引数は ADO で処理されずに直接プロバイダに渡されます。ADO がサポートする引数を次に示します。

パラメータ

Provider 接続用のプロバイダ名を指定します。
File Name 設定済みの接続情報を格納したプロバイダ固有のファイル (永続データ ソース オブジェクトなど) の名前を指定します。
Remote Provider クライアント側の接続を開く際に使用するプロバイダ名を指定します。(RDS のみ。)
Remote Server クライアント側の接続を開く際に使う、サーバーのパス名を指定します。(RDS のみ。)
URL ファイルやディレクトリなどのリソースを識別する絶対 URL として接続文字列を指定します。

ConnectionString プロパティは、Open メソッドの ConnectionString 引数に使用された値を自動的に継承します。したがって、Open メソッドの呼び出し中に現在の ConnectionString プロパティを上書きすることができます。

File Name 引数により関連のあるプロバイダが呼び出されるため、Provider 引数と File Name 引数の両方を渡すことはできません。

接続が閉じている場合の ConnectionString プロパティは読み取り/書き込み可能になっていますが、接続が開いている場合は読み取り専用になります。

ConnectionString プロパティで引数が重複しても無視されます。引数では、最後のインスタンスが適用されます。

RDS での使用 クライアント側の Connection オブジェクトで使う場合、ConnectionString プロパティに指定できるのは Remote Provider パラメータと Remote Server パラメータだけです。