SetComplete

(PWS4 IIS4 IIS5)
SetComplete — SetComplete メソッドは、スクリプト内でそれまでに呼び出された SetAbort メソッドを上書きします。

ObjectContext.SetComplete

説明

SetComplete メソッドは、トランザクションを完了させないための理由が、そのスクリプトでは見つからないことを宣言します。トランザクションに参加しているすべてのコンポーネントが SetComplete を呼び出すと、トランザクションは完了します。

例1.SetCompleteの例

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<%
ObjectContext.SetComplete
%>

OnTransactionCommitイベントも参照ください。


SetAbort

(PWS4 IIS4 IIS5)
SetAbort — SetAbort メソッドは、スクリプトで開始されたトランザクションが完了していないので、リソースを更新すべきではないことを宣言します。

ObjectContext.SetAbort

説明

SetAbort メソッドは、.asp ファイルによって開始されたトランザクションを中止します。

例1.SetAbortの例

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<%
ObjectContext.SetAbort
%>

OnTransactionAbortイベントも参照ください。


ObjectContextオブジェクト

ObjectContext オブジェクトは、ASP ページ内のスクリプトによって開始された、コンポーネント サービスが管理するトランザクションをコミットまたは中止します。
ASP に @TRANSACTION ディレクティブが含まれている場合、そのページは 1 つのトランザクション内で実行され、トランザクションが完全に終了するかまたは失敗するまで、ページの処理は完了しません。

ObjectContext は、COM の ObjectContext オブジェクトのメソッドのうち、2 つのメソッドを実装しています。SetAbort メソッドは、トランザクションを明示的に中止します。この場合、コンポーネントサービスは、トランザクションの第 1 フェーズに関与したリソースに対する更新が行われないようにします。トランザクションが中止されると、そのスクリプトの OnTransactionAbort イベントが処理されます。
SetComplete メソッドの呼び出しは、必ずしもトランザクションの完了を意味するものではありません。トランザクションが完了するのは、スクリプトから呼び出されたトラザクション コンポーネントのすべてが SetComplete を呼び出した後です。ほとんどの場合、スクリプトの中で SetComplete を呼び出す必要はありません。これは、SetAbort を呼び出すことなく処理が終了したスクリプトは正常に完了したと見なされるためです。
ObjectContext は、SetAbort と SetComplete 以外のメソッドも公開しています。ただし、これらのメソッドは ASP スクリプトでは利用できません。スクリプトから呼び出されたコンポーネントでは、これらのメソッドを利用できます。

* SetAbort
* SetComplete
* OnTransactionAbort
* OnTransactionCommit


Source

(IIS5)
Source — 可能である場合、エラーの原因となった行のソース コードを返します。

ASPError.Source( )

説明

Source プロパティは、可能である場合、エラーの原因となった行の実際のエラー ソース テキストを返します。

例1.Sourceの例

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<%
ASPError.Source()
%>

GetLastError も参照ください。


Number

(IIS5)
Number — 標準 COM エラー コードを返します。

ASPError.Number( )

説明

Number プロパティは、COM コンポーネントのエラー コードを含む長整数型を返します。これは、標準 COM エラー コードです。

例1.Numberの例

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<%
ASPError.Number()
%>

GetLastError も参照ください。


Line

(IIS5)
Line — エラーを生成した .asp ファイル内の行を示します。

ASPError.Line( )

説明

このプロパティは、エラーが発生した .asp ファイルの行番号を示す長整数型 (long) の値を返します。

例1.Lineの例

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<%
ASPError.Line()
%>

GetLastError も参照ください。


File

(IIS5)
File — エラーが発生したときに処理していた .asp ファイルの名前を示します。

ASPError.File( )

説明

このプロパティは、エラーが発生した .asp ファイルを示す文字列を返します。

例1.Fileの例

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<%
ASPError.File()
%>

GetLastError も参照ください。


Description

(IIS5)
Description — エラーの簡単な説明を返します。

ASPError.Description( )

説明

Description プロパティは、エラーを説明する文字列を返します。

例1.Descriptionの例

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<%
ASPError.Description()
%>

GetLastError も参照ください。


Column

(IIS5)
Column — エラーを生成した .asp ファイル内の列を示します。

ASPError.Column( )

説明

このプロパティは、エラーの原因となった .asp ファイル内の列を示す長整数型 (long) の値を返します。

例1.Columnの例

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<%
ASPError.Column()
%>

GetLastError も参照ください。


Category

(IIS5)
Category — エラーが、ASPの内部、スクリプト言語、オブジェクトのどこで発生したかを示します。

ASPError.Category( )

説明

このプロパティは、エラーが IIS によるものか、スクリプト言語によるものか、あるいはコンポーネントによるものかを示す文字列を返します。

例1.Categoryの例

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<%
ASPError.Category()
%>

GetLastError も参照ください。