ASPDescription

(IIS5)
ASPDescription — ASP 関連のエラーである場合は、エラーの詳細な説明を返します。

ASPError.ASPDescription( )
説明

ASPDescription プロパティは、より詳細なエラーの説明がある場合は、その文字列を返します。

例1.ASPDescriptionの例

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<%
ASPError.ASPDescription()
%>

GetLastError も参照ください。


ASPCode

(IIS5)
ASPCode — エラーコードを返す

ASPError.ASPCode( )
説明

ASPCode プロパティは、IIS によって生成されたエラー コードを含む文字列を返します。

例1.ASPCodeの例

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<%
ASPError.ASPCode()
%>

GetLastError も参照ください。


ASPErrorオブジェクト

ASPError オブジェクトは、ASP ページのスクリプト内で発生したエラー状況に関する情報を取得します。ASPError オブジェクトは、Server.GetLastError メソッドから返されます。ASPError オブジェクトは、読み取り専用のプロパティを公開します。

IIS で .asp ファイルのコンパイル中または実行中にエラーが発生すると、IIS は 500;100 カスタム エラーを生成します。既定では、すべての Web サイトおよびアプリケーションは、既定の .asp ファイルに 500;100 カスタム エラーの処理を転送します。IIS は、500;100 カスタム エラーを生成した後、エラー状況を示す ASPError オブジェクトのインスタンスも作成します。IIS スナップインを使用して 500;100 カスタム エラーの処理用の .asp ファイルを変更する方法については、「ASP エラー処理を有効にする」を参照してください。


Application_OnStart

(PWS4 IIS4 IIS5)
Application_OnStart — アクセス時に最初に実行

Application_OnStart
<処理>
End Sub

説明

Application_OnStart イベントは、最初の新規セッションの作成前、つまり Session_OnStart イベントの前に発生します。Application 組み込みオブジェクトおよび Server 組み込みオブジェクトのみ利用できます。Session オブジェクト、Request オブジェクト、または Response オブジェクトを Application_OnStart イベントスクリプトの中で参照すると、エラーが発生します。

例1.Application_OnStartの例

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<script LANGUAGE=ScriptLanguage RUNAT=Server>
Sub Application_OnStart
. . .
End Sub
</script>
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<%
Sub Application_OnStart
    Application("NumberofVisitors") = 0
End Sub
%>

Application_OnStart イベントでは、Application.Lock メソッドと Application.Unlock メソッドを使用する必要はありません。これは、このイベントが、アプリケーションを起動する最初のセッションによって 1 回だけ呼び出されるためです。

Application_OnEndイベント も参照ください。


Application_OnEnd

(PWS4 IIS4 IIS5)
Application_OnEnd — アプリケーション終了時に実行

Application_OnEnd
<処理>
End Sub

説明

Application_OnEnd イベントは、Session_OnEnd イベントの後で、アプリケーションが終了するときに発生します。Application 組み込みオブジェクトおよび Server 組み込みオブジェクトのみ利用できます。

例1.Application_OnEndの例

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<script LANGUAGE=ScriptLanguage RUNAT=Server>
Sub Application_OnEnd
. . .
End Sub
</script>

Application_OnEnd スクリプトの中で MapPath メソッドを呼び出すことはできません。

Application_OnStartイベント も参照ください。


Unlock

Unlock

(PWS4 IIS4 IIS5)
Unlock — Applicationオブジェクトのロックを解除

Application.Unlock

説明

Unlock メソッドは、Lock メソッドによってロックされた Application オブジェクトに格納されている変数を、ほかのクライアントが変更できるようにします。Unlock メソッドを明示的に呼び出さなかった場合、Web サーバーは、.asp ファイルが終了するか、またはタイムアウトになった時点で、ロックされていた Application オブジェクトのロックを解除します。

例1.Unlockの例

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<%
Application.Lock
Application("NumVisits") = Application("NumVisits") + 1
Application("datLastVisited") = Now()

Application.Unlock
%>

This application page has been visited
<%= Application("NumVisits") %>  times!

この例では、ロックされているオブジェクトを Unlock メソッドで解放し、次のクライアントが NumVisits の値をインクリメントできるようにしています。
※ アプリケーションの Lock メソッドは、累積されます。したがって、同じスクリプト内で Lock メソッドを複数回呼び出した場合は、Unlock メソッドも同じ回数だけ呼び出してアプリケーションを完全に解放する必要があります。これを行わなければ、スクリプトの実行が終了した後も、アプリケーションがロックされたままになってしまいます。

Lockメソッド も参照ください。


RemoveAll

(IIS5)
RemoveAll — Contentコレクションから項目を全て削除

Application.Content.RemoveAll

説明

Application.Contents.RemoveAll メソッドは、Application.Contents コレクションに追加された項目をすべて削除します。

例1.RemoveAllの例

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<%
Application.Contents.RemoveAll( )
%>

Removeメソッド も参照ください。


Remove

(IIS5)
Remove — Contentコレクションから項目を削除

Application.Content.Remove( name | index )
name:削除する項目の識別子です。
index:一覧から削除する項目を示すインデックス オフセットです。

説明

Contents.Remove メソッドは、入力パラメータとして文字列または整数のいずれかの値をとります。入力パラメータが文字列の場合、メソッドは Contents コレクション内で名前が文字列と一致する項目を探し、削除します。入力パラメータが整数の場合、メソッドはコレクションの最初から数えて、対応する項目を削除します。

例1.Removeの例

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<%
   Application("strFirst")=("First thing")
   Application("strSecond")=("Second thing")
   Application.Contents.Remove(strFirst)
%>

この例は、2 つの項目を Application.Contents コレクションに追加して、最初に入力した方を削除します。

RemoveAllメソッド も参照ください。


Lock

(PWS4 IIS4 IIS5)
Lock — Applicationオブジェクトをロック

Application.Lock

説明

Lock メソッドは、Application オブジェクトに格納されている変数をほかのクライアントが変更できないようにし、一度に 1 つのクライアントだけがアプリケーション変数に対する変更やアクセスを行えるようにします。Unlock メソッドを明示的に呼び出さなかった場合、サーバーは、.asp ファイルが終了するか、またはタイムアウトになった時点で、ロックされていた Application オブジェクトのロックを解除します。

例1.Lockの例

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<%
Application.Lock
Application("NumVisits") = Application("NumVisits") + 1
Application("datLastVisited") = Now()
Application.Unlock
%>

This application page has been visited
<%= Application("NumVisits") %>  times!

この例では、Lock メソッドを使用して、一度に複数のクライアントが変数 NumVisits にアクセスできないようにしています。アプリケーションをロックしなかった場合は、2 つのクライアントによって同時に変数 NumVisits の値がインクリメントされる可能性があります。

Unlockメソッド も参照ください。


Key

(PWS4 IIS4 IIS5)
Key — Contentコレクション要素名を返す

Application.Content.Key ( Item )
Item:変数名/インデックス(取得する項目の名前を指定します。)

説明

Contentコレクション要素名を返します。

例1.Keyの例

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<%
  'アプリケーション変数[Key]に値をセットします。
  Application("Item") = "あいうえお"
  Application("Item2") = "あいうえお"

  For Each j In Application.Contents.Key
    Response.Write j
  Next
%>

Contentsコレクション(Applicationオブジェクト) も参照ください。